2016年07月 一覧

早起きしてから、ちょっとした楽しみが増えました。

私が早寝早起きをするようになってから、朝活のサイトを時々見るようになりました。
朝の素敵な過ごし方がいろいろと紹介されています。

私の場合はそれほど素敵なことをやっているわけでもありません。
毎日似たような簡単な朝食ですし、ラジオ体操や趣味の語学の勉強も変わり映えしません。

それでも早起きしてから楽しみになったことがいくつかあります。
それは朝食前に食べるおやつと、外の様子です。

ふだん食べているお菓子なのですが、早朝に食べると何となく美味しい気がするのです。
真っ暗だった空が徐々に明けて行く様子を見ながら食べるのも美味しさの秘訣かもしれません。

朝は5時に起きるようにしていますが、日によっては4時台に目が覚めてしまうことがあります。
中途半端な時間帯ですし、そこから二度寝をしてしまうと確実に寝坊してしまうので、そのまま起きるようにしています。

朝4時に起床した日は1日がとても長く感じられます。
午前9時頃でもすでにお昼のような感じがします。

午前中にかなり活動してしまうので、午後からは少しずつ疲労が溜まってきます。
そのため、午後からはペースダウンをして、休憩を取りながら作業を行うようにしています。就寝時間は9時頃なので、夜はすぐに終わってしまいます。
その分、朝の時間が非常に長くなりました。

午前4時に起床すると、しばらく外は真っ暗で夜が空けない時間が続きます。
そのため、真夜中に起きているような錯覚に陥ることがあります。

しかし、早朝の真っ暗な中でも、幹線道路ではライトを点けた車が結構走っています。

早朝から仕事の人もいますし、夜通し仕事をしている人も多くいるのだと改めて思いました。自宅に届けられる新聞も真っ暗なうちに配達されます。

早朝の4時や5時に起きる生活が続くと、これが何となく当たり前になってきています。
これから秋、冬へとさらに日が短くなり、気温も下がってきます。

早朝は特に季節の移り変わりを感じられる時間帯かもしれません。
今後も毎朝の日の出とおやつを楽しみにしていきたいと思います。


今まで知らなかった楽しさを教えてくれたペット

夫の取引先で仲良くしている年配の方からペットのカナリアを譲り受けました。
お子さんが可愛がっていた小鳥だけれど、大学進学を機に家を離れて下宿することになったためということでした。
「手放すにしてもきちんと可愛がってくれる人に託したい」ということで、鳥好きの私に白羽の矢が立ったようです。

結婚前はずっと何かしらの小鳥と一緒に暮らしていたのですが、結婚してからは新生活になじむのに必死で何も飼っていない状態でした。
ずっと「文鳥かセキセイインコが欲しい」と夫に言っていたけれど、「いつかね」と流されていたのです。
最近は生体を扱うショップも近所になくて、無理やり自分で飼ってしまうこともできませんでした。

そんなときに夫から「○○さんがカナリアをもらってほしいと言っている」という話があったのです。
カナリアの飼育は始めてでしたが、とにかく小鳥と暮らしたかったので即OKしました。
飼育書を何冊も買い、ネットでも調べたりして準備万端、ある土曜日にオレンジ色のカナリアがやってきました。

不安そうに小さい声で「ピィ、ピィ」とつぶやくように鳴く「彼」を初日は私たちの姿が見えるけれど構い過ぎない程度にして落ち着いてもらうことにしました。

「よく歌う鳥」という話でしたが、我が家に来て2週間ほどは不安そうな「ピィ」しか聞くことができませんでした。
私としては歌っても歌わなくてもいい、とにかく彼が新しい家になじめるように・新生活も悪くないと思ってくれるようにしようと必死でした。
専用の餌に加えて好きそうな青菜やニンジン、オレンジ・りんごなどの果物などを与えていました。
ケージのそばを通るたびに話しかけたり、ゆっくりお茶を飲むときにもケージの近くに座って私の姿になじんでもらえるように努力しました。

そんなある日、細く小さい声ながら文字通り「鈴を振る」ような歌が流れてきました。
彼が歌い始めたのです。
最初は時々咳き込むような音が入り、うまく声が出ないような雰囲気でした。
ところが日がたつにつれ、その声はどんどん力強く・メロディーも節回しも軽やかに立派なカナリアソングになっていったのです。

私は大喜び、彼が歌っているときには家事の手をとめて聴いていました。

最初は「やっと落ち着いたみたいだねえ」と喜んでいた夫は、あまりのボリュームの大きさに「テレビが聞こえない」などとぼやき始める始末です。
特にSF映画で宇宙船が出てきて宇宙人と戦うとかカーチェイスなど派手なアクションのシーンになると彼の歌が始まります。
アクションシーンにも負けじと声を張り上げるのです。

息詰まるアクションのときに、カナリアの歌はなんだかとても妙です。
しかもそれが雄たけびというか突撃の合図というかカナリアの歌なんだけれど、ある意味、勇ましい雰囲気があります。

家に遊びに来た友達が、最初は「カナリア飼ったのね。」と笑っていたのが、そのうちに「本当にカナリアかな。何か別の鳥かしら。」と言い出すこともありました。

カナリアというと優雅で控えめな鳥、というイメージしかなかったのです。

気が強くて甘えん坊の文鳥や陽気で華やかなインコしか飼ったことのなかった私に「雄々しいカナリアもいるのだ」ということを教えてくれた「彼」です。
最近は少し年をとってきたからか、勇ましい歌も落ち着いた雰囲気になってきました。
いつまでも長生きして現役の歌手を続行して欲しいと願っています。
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